糸谷哲郎、奨励会級位者時代の戦績
糸谷プロ本人が振り返って最初の6級の二年間が一番辛かった、という話が昇段の記に残されている。最初苦労するというのは地方出身棋士には多い話ではあるが、6級時代の勝率が五割を大きく割り込んでいる。(尚、在籍期間は概算。詳細はこちら)級位者時代の通算成績は135勝129敗(0.511)。糸谷哲郎プロを評して「インターネット将棋ではじめて強くなったプロ棋士」というフレーズが用いられることがあるが、将棋倶楽部24の設立が1999年11月であり、糸谷哲郎プロが6級で1年以上停滞していた頃に該当する。将棋世界2006年12月号によると中学1年生の時に24での対局を開始し、地方における実戦不足を補いはじめたことにより、爆発的に棋力がアップしたとのこと。6級脱出後、順調に昇級しているが、将棋倶楽部24での修行の成果なのだろう。
級位 | 勝ち | 負け | 勝率 |
在籍(ヶ月) | |
6級 | 59 | 82 | 0.418 | | | 24 |
5級 | 9 | 1 | 0.900 | | | 1.5 |
4級 | 11 | 7 | 0.611 | | | 5 |
3級 | 18 | 17 | 0.514 | | | 8.5 |
2級 | 22 | 16 | 0.579 | | | 9 |
1級 | 16 | 6 | 0.727 | | | 5 |