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糸谷哲学

直感は経験の集積から成る分析


糸谷哲郎、2016年度(16/4-17/3)の成績 ~一手損角換わりの終焉?~

46戦26勝20敗。先手19-9、後手7-11。

二期連続での後手番負け越しとなったのが16年度です。相変わらず一手損角換わりを後手番で投入しますがもはやエース級には勝てない作戦であることが15年度に引き続き投入していくなかで判明したのではないか?という気がします。あとは純粋にクラスがあがり対戦相手がきつくなってきたことも後手番の勝率が下がった理由でしょうか。そのなかでの先手番の19-9は立派な数字とも言えます。

前期竜王は失冠したもの、佐藤天彦との同期対決に勝って羽生王座に挑戦する王座戦への挑戦権を獲得しました。しかし相手は羽生さん。特に王座と棋聖は競馬でいえば羽生さんが最も得意とする距離であり、特に夏の王座戦では恐ろしい強さを誇っています。後手番のエース級作戦がないままに戦い、初戦の後手番を一手損角換わりで落としそのままストレート負けを喫しました。

前期昇給したB1では昇級争いに絡むことなく6-6の指分に終わりました。


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