こちらは「糸谷哲郎八段応援サイト」です。現時点では非公認サイトですが将来的には糸谷哲郎八段ご本人の了解を頂けるようなサイトにしていきたいと考えています。手元に当時の将棋世界や週刊将棋等の情報ソースが不足していたため、現時点では比較的インターネット上で探したものを主として作成しています。その他掲載可能な糸谷哲郎プロの情報をお持ちの方でご提供頂ける場合はtwitterの「将棋観戦」宛に@送信もしくはDMを送信して頂きたく存じます。
あるいはブログ「将棋観戦記」の当応援サイト紹介記事「(非公認)糸谷哲郎八段v応援サイトを開設しました!」のコメント欄までご連絡いただけると嬉しいです。
当サイト名 「直感は経験の集積から成る分析」 の由来
「ブリッツ(切れ負けチェス、のようなもの。ボビー・フィッシャーを探して[DVD]という映画が面白く、かつ上手く表現されています)」の名手のような早指しを見せる糸谷哲郎プロ。そして現在大阪大学文学部哲学科の学生である彼が、その早指しについてあるインタビュー(週刊将棋のようです)で問われた際、答えたのが「直感は経験の集積から成る分析」であるというものだったとのこと。
この「直感は経験の集積から成る分析」という言葉は私の心に長く残り続けています。これも確か週刊将棋か将棋世界でのインタビューへの回答としてのものでしたが、長時間の対局や研究会で疲れきった後にもインターネット将棋へむかう、と語っていたように記憶しています。糸谷哲郎プロ本人が直接語ったわけではありませんが、それらのエピソードが暗に語るのは単なる当てずっぽうの早指しではなく、そういう日々の鍛錬の元に繰り出された最善手なのだ、ということ。
勿論、その早指し故にとんでもない(文字通りとんでもない)ことや、ポカがあることもあるわけですが、そういうのも含めてとても個性的であり、天才性を示しているようでもあり、私が彼の将棋を好む理由の一つとなっています。
糸谷プロのファン、ダニー・ファンになったきっかけ
将棋観戦記というブログでも度々書いているのですが、私は糸谷哲郎プロのファンです。ファンになったキッカケというのは実はその棋風や言動ではなく、その風貌・体裁・見た目にありました。ごくごく近しい身内の人間が大変糸谷哲郎プロに似ており、それゆえに他人とは思えずに、興味を持ち、そしてその棋風・文章に惹かれていったというのが事の次第。
ごく近しい身内の人間、という言い方が回りくどいので正直に告白すると「私の弟」に大変良く似ているのです。これには私の両親も、私の妻も、そして弟の奥さんも皆諸手を挙げて同意し、日曜日のNHK杯に糸谷哲郎プロが出るときは予め私が連絡して観戦を促す、という状況です。(当の本人である弟だけは面白がられすぎて、少し面白くないようですがそれほど嫌がっているわけではないようです。)
私の弟は(私とは異なり)、とても心が優しいのですが、糸谷哲郎プロも恐らくそうなのだろうなあと勝手に思っていたところ、師匠の森信雄プロが、糸谷哲郎プロのデビュー当時からそのスケールの大きさと純朴さ故の取り上げられ方についてやや気にかけていらっしゃったことが目につき、やはり私の思ったとおり、素直な心の優しい青年なのだろうなと勝手にひとり合点していた次第です。
特にその早指しスタイルには賛否両論あることは私も理解していますが、10秒将棋や切れ負けが大好きで、基本的には早指しでしか将棋を指さない人間としては「ブリッツ」チェスを見ているようでとても楽しい。また自分よりも実力が上の相手に対して、少しでも勝機のあるスタイルで相手を崩すという意味においても、昨今のハイレベルな状況を考えれば、如何に才能に恵まれた若手であってもそれほど余裕のあるわけでもなく、自らの土俵で戦うという意味において得意な戦型に誘導する等と同様に、「アリ」なのではないかと考えています。
現にそれにより、実力上位である永世資格保持者を打ち破っていること、最近は順位戦など持ち時間の長い将棋でも確りと時間を使って勝っていること等をみると、自らの戦い方の領域を広げつつあることは間違いないでしょう。人間としての幅の広がりが将棋の肥やしとなり、将棋の技倆の高まりが人間としての深みを引き出してくれるであろうと私は確信しています。
順位戦の昇級や他棋戦でのタイトル挑戦を期待するのは勿論ですが、まずはその「糸谷将棋」の面白さをこれからも堪能させていただこうと考えています。また、いつの日か私の弟と対面…させるのは難しいと思いますが、いつの日か糸谷プロご本人にお見せできるよう、私の弟の「ベスト似ショット」を撮りためておこうと思います。
最近twitterで将棋関連のTLを眺めていると、観る将棋ファンの女性陣には好意的に見られているようで、愛称としての「ダニー」というものも定着しているようで、なんだか自分の年の離れた弟が受け入れられたというような気分でほっとしている次第です。
更新履歴
- 2019年05月07日「糸谷哲郎八段の指導対局を受けたい件」を更新。 ダニー語録・ダニー評伝
- 2019年03月27日「2018年度の糸谷哲郎の戦いぶりについて」を更新。 対戦成績
- 2018年10月10日「これぞ糸谷流!阪田流向かい飛車で広瀬を撃破」を更新。 対戦成績
- 2018年03月05日「糸谷哲郎八段、遂にA級に!第76期B級1組順位戦を振り返る。(その2)」を更新。 対戦成績
- 2018年01月19日「糸谷哲郎八段、遂にA級に!第76期B級1組順位戦を振り返る。(その1)」を更新。 対戦成績
- 2017年11月17日「糸谷哲郎、2016年度(16/4-17/3)の成績 ~一手損角換わりの終焉?~」を更新。 対戦成績
- 2017年11月17日「糸谷哲郎、2015年度(15/4-16/3)の成績 ~二年目のジンクス?とB1への昇級!~」を更新。 対戦成績
- 2017年11月17日「糸谷哲郎、2014年度(14/4-15/3)の成績 ~若手台頭時代の幕開け~」を更新。 対戦成績
- 2017年11月14日「糸谷哲郎竜王応援サイト」をリニューアルしました。
- 2014年12月14日「糸谷哲郎、第27期竜王戦で遂にタイトル初獲得、同時に八段昇段!」を更新。 対戦成績
- 2014年09月08日「糸谷哲郎、第27期竜王戦でタイトル初挑戦!」を更新。対戦成績
- 2014年03月05日「 糸谷哲郎ついにB2へ昇級!」を更新。対戦成績
- 2013年03月12日「将棋観戦記の糸谷哲郎関連記事(へのリンク)をアップ。リンク
- 2011年11月01日「準優勝男なのか?」をアップ。ダニー語録・ダニー評伝
- 2011年09月01日「新人王獲得後の週刊将棋の取材にて(その3)」をアップ。ダニー語録・ダニー評伝
- 2011年08月01日「新人王獲得後の週刊将棋の取材にて(その2)」をアップ。ダニー語録・ダニー評伝
- 2011年06月01日「新人王獲得後の週刊将棋の取材にて(その1)」をアップ。 ダニー語録・ダニー評伝
- 2011年05月01日「異才・異彩 世にはばかる(朝日新聞夕刊)」をアップ。 ダニー語録・ダニー評伝
- 2011年04月01日「糸谷プロの戦績・対局結果」を更新。 対戦成績
- 2011年03月21日「関西若手四強を語る(橋本崇載竜王×畠山鎮竜王)」をアップ。ダニー語録・ダニー評伝
- 2011年03月11日「深浦康市との指し込み二番勝負!」をアップ。ダニー語録・ダニー評伝
- 2011年03月01日「真部一男、藤原直哉、糸谷将棋を語る」をアップ。 ダニー語録・ダニー評伝
- 2011年02月21日「神吉宏充、糸谷将棋を語る」をアップ。 ダニー語録・ダニー評伝
- 2011年02月11日「糸谷哲郎、四段昇段の記」をアップ。ダニー語録・ダニー評伝
- 2011年02月01日「糸谷哲郎、18歳時点の自己分析」をアップ。ダニー語録・ダニー評伝
- 2011年01月21日「相互リンク募集中!」にたこやき本舗様を追加。リンク
- 2011年01月21日「記録係に価値を感じない」をアップ。ダニー語録・ダニー評伝
- 2011年01月11日「糸谷哲郎、幼少時代を語る」をアップ。ダニー語録・ダニー評伝
- 2011年01月01日「糸谷哲郎竜王応援サイト」を開設しました。